※お菓子のマチオカは行きつけですが、マチオカではなくマオチカです。
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Posted by komichi
 
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彼女のこと
彼女とは母親学級で知り合いました。
同じグループ(9人!)の中で私は年長の方でしたが、彼女はさらに4つか5つ年上のようでした。
おしゃべりが大好きで、でも話しながらも周囲によく気を遣う人でした。

他の人が次々に臨月に入る中、予定日の遅い私たちは同じ職種だったこともあって親しくなりました。
彼女の出産準備は完璧で、肌着一つ買っていない私に何が必要か丁寧に教えてくれました。
彼女は手縫いで、私はかぎ針で、競争のようにいろいろな小物を作っては自慢し合ったりしました。
病院で血圧の高さを指摘されると、減塩ではなく無塩料理で3キロ落とすような努力家でもありました。
「私心配性なの~」というのが彼女の口癖で、私はそのたびに「それだけ準備したら大丈夫だよ~」と笑いとばしたものです。
お互いに話相手が近くにいることは本当に心強いことでした。

私より早い彼女の予定日の前に、最後にと二人で食事に行きました。
もうほとんどの人が出産していて、そのたびにかわいい赤ちゃんの写真つきの出産報告メールが届いたので、絶対私たちも赤ちゃんの写真を送ろうね、と約束して笑って別れました。

予定日を過ぎても彼女からのメールはありませんでした。
私の出産はそれよりずっと遅れて、かなりの難産でした。でも娘は無事に生まれてきてくれました。
彼女に出産報告メールは送りませんでした。
彼女の赤ちゃんが悲しいことになっているのでは、と思ったからです。
でも私の想像ははずれていました。
赤ちゃんは元気に生まれていました。
今思えば、律儀な彼女がメールをくれない理由を、私は心のどこかでわかっていた気がします。

連絡をしないでくださったご家族の配慮に本当に感謝します。
その知らせを聞いていたら、あの長いお産とそのあとの育児を、心身の健康を損なうことなく乗り越えられていたかわかりません。
娘が一歳を迎える10月のある日、ある保育園の園報にちょっと珍しい名前の子を見つけました。
珍しい名前…彼女が産前につけたいと言っていたとても素敵な名前です。
私は彼女が亡くなっていたことを知りました。
その日は偶然にも彼女の赤ちゃんの誕生日、そして彼女の一周忌でもありました。
彼女はきっと、私がお母さんとしてなんとかやっていけるようになったのを見て、一年遅れで約束の出産報告をしてくれたのでしょうね。
最後まで気配りの人でした。

この写真は、最後に皆で集まって食事をしたときのものです。
彼女がお店の人に頼んで撮ってもらい、皆に送ってくれました。
一番真ん中で、ぼかしを入れるのが残念なくらい美しく笑っている彼女です。

Long Live Laughter

命の期限がいつかなんて誰にもわかりませんが、笑って過ごすかどうかは自分次第。
私は娘といつまでも笑って暮らしたいと思います。
そして願わくは彼女のお子さんが、どうか笑顔の絶えない人生を送られますように。

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